概要

DT-1080 FPGAユニットは、ユーザーがロジックを自由に改変できるFPGAを搭載しています。
デジタル高速通信インタフェースを通して、DT-0006 RTSim-III及びDT-0007高速コントローラとリアルタイムに通信を行いながら動作させることが可能です。
マイコン等のソフトウェア処理では実現できない高速な演算や、独自のハードウェアインタフェースを作成したい場合に最適な製品です。

本製品はIntel社のDSP Builderに対応しており、ユーザーがHDL(ハードウェア記述言語)をプログラミングすることなく、SimulinkモデルでFPGAロジックを実装することが可能です。
また回路シミュレーションはSimulink、実機検証は弊社リアルタイムシミュレータ用のGUI(スコープ、デジタルメータ等)を使用できるため、効率的にデバッグ作業を行うことが可能です。

特徴

FPGAを改変可能
内部に搭載されたIntel社の大容量FPGA(301K ロジックエレメント)をユーザーが自由に改変可能。
 
HDLのプログラミング不要
Intel社のDSP Builderを使用することにより、HDLのプログラミングが不要。
Simulink上でFPGAのロジック設計及び回路シミュレーションが可能です。
 
柔軟性の高いデバッグ機能
FPGA回路のデバッグをスコープやデジタルメーター等、グラフィカルなユーザーインタフェースを使用して行えます。
 
高機能なI/Oにも簡易的に接続可能
高性能なA/D、D/Aボードとい内部のFPGAから制御できるI/Fが付属。
ユーザーが設計したFPGAの回路から制御できます。

仕様

開発ツール:Simulink DSP Builder、Quartus Prime
FPGAデバイス容量:301Kロジックエレメント
DIO:入力 16bit、出力 16bit
A/D、D/A:50Msps、 最大各8ch(アナログI/Oはオプション)
MATLAB対応バージョン:R2015a~R2017b(その他のバージョンについては現在開発中)