DT-1063
モータ信号発生器の上位機種にあたり、より高速、高精度応答、高回転域のシミュレーションが可能な
モータHILSです。
インバータの端子電圧を高精度に再現できるため誘起電圧法を用いたセンサレス制御等にも使用できます。

特徴

高速シミュレーション
モータのシミュレーションに特化した高速計算ロジックを最新鋭の大容量 FPGAに実装。
ソルバーだけでなく周辺回路や CPUを抜本的に見直し、ナノ秒オーダーの計算速度を実現。
モデルベース開発における再現性の向上や、詳細なシミュレーションに貢献します。

インバータ回路シミュレーション
FPGAで回路方程式をリアルタイムに演算する非線形インバータモデルを搭載。
スイッチング素子の特性を含めたシミュレーションが可能です。

高度なモデリング技術は不要
使用するモータモデルには、JSOL 社の JMAG-RT ファイルを使用可能。
お客様が独自開発したモータをシミュレーションすることも可能です。
従来対応が困難だった大容量のモータモデルにも対応しています。

複雑な機械系負荷モデルとの連携
汎用リアルタイムシミュレータDT-0006
RTSim-IIIと組み合わせることで、Simulinkで作成した機械系負荷モデルと連携したシミュレーションが可能です。
シミュレータ間通信は専用のDT-1120
LVDS通信ボードにより高速にモデル変数を転送します。

仕様

モータモデル: PMSMモータ(JMAG-RT 空間高調波モデル、LdLqモデル対応)
電流更新: 1μs 
角度更新: 1μs
演算精度: 32ビット浮動小数点
A/D:5ch (モータモデル負荷信号入力)
D/A:8ch (モータモデル演算結果出力)
DIO:PWM3相上下アーム入力
エンコーダ、ホールIC出力
レゾルバ:レゾルバ模擬信号発生器II(オプション製品)

※導入コストのハードルが低いレンタルサービスもご用意しております。
※ JMAG®は株式会社JSOLの登録商標です。